~『火車』宮部みゆき著 ~
税務コンサルティング部の竹田です。
今回のおすすめの本は
僕の大好きな宮部みゆきさんの小説『火車』です。
この物語は、
休職中の本間刑事が遠縁の男性から失踪した自分の婚約者を探して欲しいと
頼まれたところから始まります。
(竹)ドキドキ、ワクワク
しぶしぶ依頼を引き受けた本間刑事が婚約者の行方を探していくと、
彼女はクレジットカードで自己破産した過去があり、
その過去を消すために別人に成り代わっていたということが
次第に明らかになっていきます。
(竹)えっ、マジ?
そして、最後には意外な結末が…。
(竹)ガーン!
この小説はクレジットカードによる多重債務者を取り巻く事件を描いています。
『ただ幸せになりたかっただけなのに』
これは小説の中で自己破産した女性の言葉です。
皮肉にも幸せになるために使い始めたクレジットカードで人生が暗転していきます。
また、小説の中で若者の多重債務問題に取り組んでいる弁護士はこう言います。
『どこの大学が、どこの高校が、どこの中学校が、
このクレジット社会で正しくカードを使いこなしてゆくための指導をしましたか?』
幸せになるための道具であるはずのクレジットカードで
不幸せを招かないためには、、クレジットカードや金利の仕組みなど、
お金(マネー)に関する正しい知識を身につけることが何よりも大切です。
税務コンサルティング部 竹田