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2011年11月2日
事業承継(3)「相続対策は節税だけ?」

「相続対策」と言って皆さんは何を考えますか?
やはり「相続対策=節税対策」というイメージが強いのではないでしょうか。


確かに相続が発生した場合、最も気になるのは相続税でしょう。
最高税率は50%もあり、「3代相続が発生すれば財産がなくなる」といった言葉があるくらい、
相続税の負担は残された遺族に大きな負担となるのは間違いありません。


しかし、相続が発生して問題になることは、税金だけではありません。
遺産を巡り相続人同士が争うこともあれば、急に親の事業を引き継いで後継者が苦労するということもあります。
相続前は潜在化していた問題が、相続をきっかけに一気に噴き出すケースが非常に多いのです。


相続対策の3原則は、
①節税対策   
 生前贈与、財産の組み換え等により遺産を圧縮して相続税を減らす対策。 
②「争族」対策 
 生前贈与、遺言書を活用して、被相続人の意思を財産分割に反映させ、遺産を巡る相続人間の争いを事前に防止する対策。
③納税資金対策 
 遺産を相続した人が、相続税をスムーズに納税できるようにするための対策。
加えて、会社を経営している方であれば、後継者に円滑に事業を引き継ぐ為の対策も必要になります。


相続は、時として家族や親戚関係を壊す事もあります。「節税」は勿論大事ですが、それが行き過ぎて家族の絆が
なくなるようでは本当の相続対策とは言えません。
相続対策は是非とも3つの原則のバランスを取りながら進めていきましょう。



税務コンサルティング部 資産税課 森本