経営計画を必要とするもう一つの理由
企業は経営者の器以上にはならないといわれていますが
経営者としてどのような条件が要求されるでしょうか。
私たちは経営者には3つの使命があると考えます。
(1)『方向性を示せる人』であること
経営のトップである社長が従業員に
“夢をもって仕事をしよう”“仕事を通して自己実現をしよう”といくら説いていても
その会社の展望(=将来のビジョン)を明確にしてない状況では
どうすればよいのかわかりません。
従業員のパフォ-マンスを最大に引き出すためにも経営者は会社の方向性を示すことが
重要な仕事の一つになります。
(2)『環境変化に対応できる人』であること
経営者の方で、自社の経営そのものが利益が出ない経営体質になっているにも関わらず
業績不振の理由を経営環境のせいにしている人が時々見受けられます。
どのような環境であっても経営を成り立たせるのが経営者なのです。
時代の先を読んで早めに手を打つ対応を常に考えておく必要があります。
(3)『責任が取れる人』であること
経営者は、従業員に給料を払い続け、債務保証し、会社を維持させていく
その間、債権は取りはぐれても債務は責任逃れできない・・・。
経営者の責務は過酷であります。
それでも従業員の生活またはその家族の生活を背負っているので簡単に辞めるわけにはいきません。
しかし最悪の事態を招いた時には責任を負わなければなりません。
それだけの覚悟を持って経営者を務めなければいけません。
経営計画はこの3つの要件を満たすことができます。
計画策定することで『方向性を示す』ことができ
計画の達成管理を日々行うことで『環境変化に対応する』ことができ
この運営をやり続けることで最悪の事態を招かない『責任をとる』ことができるのです。
私たちはこのことを踏まえてお客様といっしょに経営を行う
パ-トナ-でありたいと考えております。