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2011年09月30日
事業承継(1)「相続税増税時代は来るのか?」

当初の平成23年度税制改正案では以下のような相続税の増税案が示されていました。
1. 基礎控除額の引き下げ
現在、相続が発生した場合、相続税を納める人は100人中4~5人。この対象者を倍以上に広げる為に、相続税の基礎控除額(相続税が課税されない金額の範囲)を4割引き下げる。具体的には、現状5000万円+1000万円×法定相続人の数(養子については一定の制限有り)ですが、3000万円+600万円×法定相続人の数とする。
2. 生命保険金の非課税枠引き下げ
死亡保険金の非課税枠は500万円×法定相続人の数です。この法定相続人の数に一定の制限(未成年、障害者、生計一の人である相続人に限る)を設け、非課税枠を引き下げる。
3. 税率の引き上げ 等


皆様もご存じのとおり、この改正案は通常国会において通過せず見送りとなりました。しかし、東日本大震災の復興財源として相続税が検討される等、依然として相続税増税の流れは変わらないようです。「相続税はお金持ちの税金」と言われていましたが、平成23年度税制改正案の場合、「財産はマイホームと退職金と保険金」といった家庭であっても課税される可能性があり、来年度以降の相続税改正の動向にも注視する必要があるでしょう。


税務コンサルティング部資産税課 森本