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2013年07月29日
おすすめ書籍 Vol.20

~『預けたお金が紙くずになる』津田倫男著~

「預けたお金(マネー)が紙くずになる」というタイトルに惹かれて読んでみました。

みなさん、銀行が多額の国債を保有していることをご存知ですか?

不況下で優良貸付先のない銀行にとって国債は安定した運用手段だと思われていました。
ところが……

いまや日本国債は「スペイン国債」や「イタリア国債」などに次ぐ
「財政危険国」の発行債券と市場は見ています。
そんな国債が下落すれば、それを保有する銀行の自己資本が大幅に毀損し、
経営を圧迫することが考えられます。
それがタイトルの「預けたお金(マネー)が紙くずになる」の所以です。

こんなことは起きてほしくないですが、今の安倍政権のリフレ政策で
インフレが嵩じれば可能性はないとはいいきれません。
著者は、都市銀行や外銀2行の勤務経験より日銀や銀行のあり方を考察し、
この論点を掘り下げています。

意外な銀行の裏話なんかもあって楽しめる本だと思いますので
一度読んでみてはいかがでしょうか?

税務コンサルティング部 月田武彦