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2013年08月13日
おすすめ書籍 Vol.22

~『大江戸釣客伝 上・下巻』 夢枕 獏 著~
(泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞 トリプル受賞作)

時は元禄、江戸前を舞台に釣り好きの面々が繰り広げる人生模様を
釣りを中心にして書かれています。

この本を読んで私が驚いたのは、
読者を釣りの世界に引き込んでしまう高い描写性です。

釣りをやっている人なら誰でもわかる、
釣行する前の仕掛けの準備から、
魚信(アタリ)、食わせ、魚とのやり取りなど実に小気味良く、
臨場感たっぷりに描写されています。

今回は「お金(マネー)」に関する本の御紹介という事ですが
お金(マネー)にあまり縁のない私は、こじつけでこの本を紹介させていただきました。

「日常、お金(マネー)」に関しないものは無い」と言っていいくらい
お金(マネー)に振り回されておりますが、
時には日常を離れて、釣りに出かけてみては如何ですか。

(本著上巻冒頭部分より抜粋)
「嗚呼、釣徒の楽しみは一に釣糸の外なり。
利名は軽く一に釣艇の内なり。
生涯淡恬、澹かに無心、しばしば塵世を避くる。
すなわち仁者は静を、智者は水を楽しむ。
豈その外に有らんか。津軽采女『何羨録』「序」より」

経営管理部 総務課 鍛治